*2008.09.11 (Thu)... 第四話 家出事件。

昇ｌ　塾行ってきます。

父ｌ　おう、いってらっしゃい。

バタン。

午後１２時

父ｌ　昇遅いな。。。

母ｌ　そうねぇ。。どこいってるのかしら。寿先生に聞いてみるわ。

プルルルルルルルル

寿ｌ　はぃ、寿ですけど。

母ｌ　昇の母親なんですけど、昇帰って来なくて、どうしたらいいんでしょう。

寿ｌ　ほんとですか？それは大変だ。。あ、、もしかしたらあれがきっかけで。

母ｌ　あれってなんですか？

寿ｌ　今日昇君が、泣いてたんで、聞いたら。宝達が苛めてたって聞いたんで、宝達しかったんだけどな。

母ｌ　話してくれます？

寿ｌ　じゃあ話します。

宝ｌ　おい、昇、いいボールペン持ってんじゃねーか。くれや。

昇ｌ　嫌だよ。折角買ったんだから。

佐伯ｌ　いいだろ。。別に減るもんじゃないし。

昇ｌ　減るに決まってるだろ。

明ｌ　おい、早く渡せよ。殴るぞ。。。

ッバ！

昇ｌ　うわ、、、、

明ｌ　こいつビビってやんの～～次は本気だからな。

昇ｌ　わ・・渡すよ。渡せばいいんだろ。

宝ｌ　おりこうさんだ。早く渡せばいいんだよ。

佐伯ｌ　さあいこうぜ。

寿ｌ　これで泣いてたんですよ。。。俺探すんで、そちらの電話番号教えて頂ければ。

母ｌ　○○○ー○○○○ー○○○○です。

寿ｌ　わかりました。それでは、見つけたら電話します。

母ｌ　お願いします。

父ｌ　なんだ？昇どこだって？

母ｌ　まだ見つかってないのよ。彼方も探してよ。

父ｌ　わかった。いこう。

寿ｌ　ハァハァハァ・・いないな・・・あれは誰だ。

昇ｌ　先生、話聞いてくれてありがとう。僕死にます。

寿ｌ　馬鹿なこというな。

昇ｌ　僕がいなくなったら、宝達も困るし。

寿ｌ　昇。この話聞いてから飛び降りろ。

昇ｌ　う・・うん。

寿ｌ　俺達は木星や、火星、金星や彗星がいっぱいある中の地球に住んでいて、

寿ｌ　その中のたった一部かもしれない、一部じゃなく、もっと低い値だ。

寿ｌ　だがな。地球は一つ一つの命で、輝いてる。

寿ｌ　もしも昇が死んだら。お前の母親、父親、それに俺だって困る。

昇ｌ　困るわけないじゃないか！

寿ｌ　俺はまだ会ったばっかりだから、そんなに感情的になれないが、だが。困ることは確か。

寿ｌ　お前は人を困らせて人生終わるのか？

寿ｌ　親のお金もらって、使って、食わせてもらって。それで逃げる気か？

寿ｌ　どうせなら、大物になって、親に１００倍返しで返したいと思わないか？

寿ｌ　宝達だって、今のお前がちゃんとしていれば。強くなれるはずだ。

寿ｌ　一緒に頑張らないか？俺もそのきっかけくらいなら、教師として作れる。

昇ｌ　う。。。うん・・

寿ｌ　じゃあ降りてこい。

昇ｌ　わかったよ。

寿ｌ　昇君の母ですか？昇君見つけたんで。今から家行きます。

母ｌ　そうですか。良かった～

寿ｌ　それと、何も言わないでください。彼のやりたいようにやらせてあげてください。

母ｌ　わかりました。ありがとうございました。

寿ｌ　昇。帰るぞ～。

昇ｌ　泣いたらお腹空いちゃった。なんかおごってよ。

寿ｌ　ローソンでもいくか。

昇ｌ　うん！

ｳｨｰﾝガシャーン

寿ｌ　昇、お前のお母さんとお父さんってビール飲めるか？

昇ｌ　飲めるよ。

寿ｌ　じゃあ、皆で飲むか。

昇ｌ　やめてよ。。

寿ｌ　いいだろ。それくらい。

昇ｌ　まぁいいけど、楽しいから。

ピンポーン

母ｌ　はい？

寿ｌ　寿ですけど。入っていいですか？

母ｌ　どうぞお入りください。

昇ｌ　母さん、ただいま。

母ｌ　お帰り。

寿ｌ　お父さんとお母さん、ビールでも飲んでいっぱいやりますか。

父ｌ　いいねえ。。

母ｌ　飲みましょうか。

*2008.09.09 (Tue)... 第三話 昔話。

佐伯ｌ　授業潰したくて言うんですが、先生、なんで左腕に傷があるんですか？

寿ｌ　話せば長くなるなぁ。

奈那子ｌ　全然いいよ。言っていって～。

寿ｌ　じゃあ、話すか。

林檎ｌ　うんうん。

寿ｌ　俺が中学3年生の頃、まだ子供だった。

寿ｌ　俺はいい高校が決まって、親友は、その高校にいけず、2流高に行くことになった。

寿ｌ　その時、俺はある失言をしてしまった。

寿ｌ　俺は、お前とやりたかった。だけどしょうがないよな、調子悪くて落ちたんだし。

寿ｌ　言った、放課後、その親友にこう言われた。

親友ｌ　俺はお前と一緒にやりたくないんだ、ただ利用したかっただけだ。

寿ｌ　それは嘘だな、だって楽しそうにしてたじゃないか、俺だって楽しかった。

親友ｌ　俺とお前は親友だよな。。。。一緒にニ流高にいこうよ。

寿ｌ　俺はいかない、だって、自分の人生をそうやって捨てきれないよ。

親友ｌ　そうか。。そういうと思ってた。やっぱりそうだよな。。。俺たち友達じゃあないよな。

寿ｌ　待てよ。なんでそうなるんだ。俺は友達でいたいし、いようよ。

親友ｌ　お前を殺す。

寿ｌ　うわああああああああああああ。誰かあああ。

親友ｌ　な・・・なんで俺刺したんだろ。。。誰かああああ誰かあああああ！！！

寿ｌ　それから病院へ行って、一命を取りとめ、回復した。その親友は、高校にも行けなかったらしい。

林檎ｌ　先生が悪いんじゃないよ。その人が悪いんだよ。

寿ｌ　そんなことはないさ。俺は今頃思ったんだよ。

寿ｌ　俺と親友が、もっと教えあっていたら、合格できたかもしれない。俺は後悔をしている。

寿ｌ　だが、これもまた経験だ、後悔はしてるが、良かったとも思っている。

良子ｌ　なんだそれ、つまらない。友情とか嫌いなのよね。私。

寿ｌ　そんな事ないと思うぞ。って事で、この授業は終わり。

*2008.09.08 (Mon)... 第２話 ちょっと立ち止まって。

寿ｌ　はぃ、皆教科書の１８Ｐ開け。

寿ｌ　この話は、一つの絵を見るときに、二つ三つと、絵がいっぱい見えるときがある。

寿ｌ　例えばぁ、この絵、遠くで見るのと、近くで見るの、全然違う。

寿ｌ　なかなか面白いものだと思う。

宝ｌ　先生、その絵って大体の絵は通用したりするんですか？

寿ｌ　それは分からない、なぜなら、出版できる人は、一つの絵しか求めてないからだ。

明ｌ　そんじゃあ、あんまり勉強するの無意味だね～。

寿ｌ　そんな事はない、この授業が、もしかしたら。仕事に関係する。

寿ｌ　そんな時、知ってたら便利だと思う。

良子ｌ　じゃあ、もしも関係なかったら？

寿ｌ　関係なくても、子供に教えたりしたり、知っていたら、知識が一個あるんだから、

寿ｌ　いいと思うぞ。

寿ｌ　それでは、今日の授業は終わりだ。

*2008.09.07 (Sun)... 第一話 新人先生、寿隼人

校長ｌ　次は、新しい先生の紹介をします。寿隼人君です。

パチパチパチパチパチパチ～

寿ｌ　寿隼人です。私は、この田舎の学校へ来て、こう思いました。

寿ｌ　学校は勉強場であり、人生の第一歩踏み込む、そんな場所だと思いました。

寿ｌ　だからこそ、皆で楽しくやっていき、事件のないよう、この学校を進んで行きたいです。

数分後・・・・

校長ｌ　これで始業式を終わります。礼。

緑川ｌ　寿先生、いい事言いますね。私感動しましたぁ～～。

寿ｌ　いや。。。普通の事言っただけなんで、それでは授業なので、、、

ガラ・・・・

寿ｌ　皆さんこんにちわ、寿隼人です。

クラスｌ　こんにちわ。

寿ｌ　皆の自己紹介をしてもらおうかなぁ。まずは・・七色宝君から。

宝ｌ　七色宝、１２歳、好きなものは、ギターです。

明ｌ　同じく、１２歳、好きなものはギター。

佐伯ｌ　上沢佐伯、１２歳、好きなものは、友達だ。

昇ｌ　早川昇です。。。１２歳です・・・・

良子ｌ　神谷良子、嫌いなものは親。

桜ｌ　杉内桜です。転校生なので、よろしくお願いします。

林檎ｌ　橋本林檎～好きな歌手は椎名林檎で～す。

奈那子ｌ　奈良西奈那子。好きなものは、奈良漬です。

寿ｌ　皆さんありがとう。よくわかったよ。。明日から、授業だから、国語の用意お願いね。

寿ｌ　それと俺は国語担当だから、覚えといて、それと担任だから。

寿ｌ　そんじゃあ解散。

*2008.08.29 (Fri)... ☆一輪の花☆

ナレｌ　これは、ある少年が、初めて愛という物を知った物語。

ナレｌ　賢治は引きこもり。誰にも愛されたこともなく、親にも友達にも恵まれなかった。

ナレｌ　だが、そんな賢治にもある。出逢いが。

賢治ｌ　あぁ～今日もコンビニで本を読むだけか。つまらない。

春奈ｌ　もしかして。賢治君だよね？！？

賢治ｌ　そうだけど・・・誰？？

春奈ｌ　同じクラスの。花山　春奈です。

賢治ｌ　そんな名前聞いたような・・・。

春奈ｌ　学校こないの？

賢治ｌ　もちろんだよ。俺が苛められてるの知らないの？

春奈ｌ　そんなの関係ないじゃん。来ようよ。

賢治ｌ　やだよ。なんで俺が・・・

春奈ｌ　そうかぁ～じゃあ。今度の日曜日また、ここでこの時間で会おうね。

賢治ｌ　えっ。

春奈ｌ　じゃあね～～～

ナレｌ　日曜日。

春奈ｌ　やっぱり来てくれてたね。じゃあいこう。

賢治ｌ　どこに？？

ナレｌ　賢治はこの時、もうすでに、春名を好きだったかもしれない。

春奈ｌ　ここどこだか分かる？

賢治ｌ　施設？？

春奈ｌ　そうだよ。

賢治ｌ　なんで施設なの？？？

春奈ｌ　彼方は、自分だけが苛められてるとか、そう思ってるように見えたから。

賢治ｌ　俺だけだよ。

春奈ｌ　違うよ。私も苛められてたんだけど、自分で道を開いたんだ。

ナレｌ　春名は、賢治を同じ仲間と思い助けようと必死だった。

春奈ｌ　施設の人たちも、親がいなくなって、苛められてる人だっているし。

春奈ｌ　親が人を殺して、苛められてる人だっている。だから、賢治くんもがんばって。

賢治ｌ　分かった・・・頑張ってみようかな。

春奈ｌ　じゃあ帰ろうよ。

賢治ｌ　うん。

ナレｌ　帰る途中、とんでもないことに。

賢治ｌ　危ない。

キィィィィイィィィィィィィイィィィィィードン

春奈ｌ　キャーーーーーーーーー

賢治ｌ　ごめん。やっぱり俺には無理だった見たい。。。。

ナレｌ　賢治が死に終わった・・・・